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第28回展示「一生の典礼展」

第28回展示「一生の典礼展」

平成21年1月5日(月)〜4月10日(金)

典礼とは定まった儀式や儀礼を指す言葉です。人生において定まった儀式や儀礼には、誕生から死後まで様々なものがあります。それらは日常とは異なる特別なものとして行われており、人生の節目節目に行う儀式はそれぞれに役割と意味を持っています。

例えば子どもは「7歳までは神の子」と言われるように、この世に存在しつつあの世にも魂が属す部分をもった存在であるとされています。不安定な魂をこの世で安定させるために儀礼を定めてこの世との結びつきを強くする。出生から幼児期までの儀礼にはそういった意図が見受けられます。そして7歳を過ぎると子どもは正式に氏神の氏子となり、初めて社会の構成員として認められる存在となるのです。

婚姻儀礼の場合は家を存続・発展させる礎となるものですので、村落共同体を構成する重要な存在を確立する意味があります。

また賀の祝の場合は長寿を祝うと共に、すでにその年齢では隠居身分で第一線を退いた存在であるため、年の祝いをすることは魂が少しずつあの世へ旅立つ準備をしていると捉えることができます。 そして葬送儀礼は身体を離れた魂をあの世へ送るためのものですが、あの世に送った後も子孫は死者の魂を祭り、定められた時に追善ども養を行うことで死者の存在を保ち続けます。

こういったことから、日本人が受け継いできた儀礼の深層には、魂の安定化を図るということが目的のひとつと考えることができます。

本展では一連の定められた儀礼で使われる調度品の他に、人生の典礼をモチーフとした袱紗を展示しています。

儀礼の意味合いや役割から、日本人の人生観、霊魂の考え方をご覧頂き、お楽しみいただけましたら幸いに存じます。

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