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第14回展示「京ふろしき展」

平成16年5月6日(木)〜8月5日(木)

2004年3月に弊社のふろしきを紹介した『京ふろしき』が光村推古書院から発行されました。これを記念して「京ふろしき」とは何かを考え、昭和27年以降に生産されたふろしき資料の中から約40点を抽出し、展覧いたします。

「京」という名称は昭和45年5月25日公布された「伝統工芸産業の振興に関する法律(伝産法)」によって、先染では「西陣織」、後染では「京鹿の子絞り」「京友禅」「京小紋」や「京繍」が昭和51年(1976年)に、「京黒紋付」は昭和54年(1979年)にそれぞれ伝統的工芸品に指定されました。京という地域名称の伝統的工芸品の指定に関しては、生産地域・素材・染織技法・染織史やその特徴などが規定されたもので、例を「京友禅」にとりますと、手描友禅は図柄が友禅模様を基調とし、下絵は青花などで描き、防染は糸目糊、堰出し糊、伏せ糊、またはろう描きによること。「挿し」「彩色」及び描き染には筆または刷毛を用いることとしています。

型友禅では、型紙は柿渋で手漉き和紙を張り合わせ、友禅模様を彫刻したもので、型付けには手作業により柄合わせをすること、生地は絹織物として伝統産業を保護育成する姿勢を取ったものとなっています。また製造業の名称は京都染色協同組合連合会(京染会館4F)になっています。京都の染色業界は、昭和15年7月の七七禁令や第二次世界大戦で低迷を余儀なくされましたが、昭和30年には復興し、戦前と同じように家内工業的な分業生産で世襲制による技術の向上、新技術の開発が盛んとなり、完成度の高い製品を提供していました。

京都は遷都1200年余に及ぶ歴史、風土、文化(習俗)が身近にあり、公家文化の系譜としての御所解模様をはじめ花鳥風月・雪月花の美的世界が主として円山四条派や琳派の画法によってデザイン化され、製品となって西陣や室町問屋によって全国に販売されてきました。

ところが、昭和40年を迎えると核家族化現象が起こり、世襲制は難しくなり、生産方式も自動スクリーン捺染機、転写捺染、ロール捺染など生産効率を高めるための施策が一般化しました。従来の手描や型紙による染法は減少傾向になり、伝統技法による生産は現今では困難なものとなりつつありますが、弊社はこうした伝統技法の継承に努め、完成度の高い包みものとしての美的世界を確保したいと考えています。本展では主として伝統技法による昭和30〜40年代の弊社ふろしき商品を展示し、京ふろしき伝統の染色技術とその美的世界をご笑覧願おうとするものであります。

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